おじさんは2ヶ月が過ぎてもお金をくれなかった。
 
 まやは困った。
 
 お金に困ったまやは、出会い系サイトで¥してくれる人を探した。

 何回か連絡した後ドタキャンしてきた人もいた。
 「高校生でしょ?? 。。。。うぅん 犯罪になっちゃうよね。。? やっぱ。ごめんね」

 それでも探し続けてたら27歳の自称さわやか系の人がまやの掲示板を見て連絡をとってきた。

 ねっちこいメールを送る人だった。
 返事が遅いと同じメールを何度も送ってくるのだ。
 まやは連絡をとり始めて1週間後に、その人と会う事にした。

 まやは初めてラブホに入った。

 7畳くらいの部屋の右側にダブルのベットが鎮座してて、ワイド画面のテレビと普通のシャワールームがあるだけの部屋だった。

 そのお兄さんはさわやか系。。。というか色が白く少しふけ症で痩せ型で筋肉のない中背のさえない男だった。

 お兄さんはとは本番なしの1時間半で1万3000円で取引した。

 ホンとはそんなお金じゃやりたくなかったんだけど、背にハラはかえられなかった。

 お兄さんはまやにいやらしいことを沢山したそうで、メールでもそんなことを言っていたけど、経験不足という感じで手つきがおぼつかなかった。

 少し湿った手が体を触るのは少し嫌悪感があったから、あまり相手に触らせないために自分から攻めた。

 お兄さんは「さおは感じないから違うところを。」などと感じる所を偽った。 
 体力がないのか2回が最高だから長引かせようとしていたらしい。

 はっきりいって下手だった。

 まやはそれまでおじさん以外は触られた事がなかったケド、お兄さんの下手さは5分でわかった。

 事が終わったあと、お兄さんはまやの目の前でまやからメール、アドレスなどを全部けしてまやにも同じ事を求めてきた。
 「危ないから。。。」

 帰りの車でお兄さんの話を聞いた。

 お兄さんは(多分ぼんびー)内装の仕事をしていて(独身)実家に住んでる1人者。
 昔、歯医者を目指していたけど3ロウして諦めたらしい。。。

 まやもこうなったらやだな。。。

 とか思いながら、家に帰った。

 まやもお医者さんになりたいけど。今のままじゃ駄目だよね。。。
 

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